<体を温めるor冷やす>
☆ポイント☆
★色 濃い(温)/ 薄い(冷)
★産地 寒冷(温)/ 温暖(冷)
★発酵 有(温)/ 無(冷)
体を 温める飲み物♪
紅茶 プーアル茶 ウーロン茶 玄米茶 ほうじ茶 タンポポ茶
ごぼう茶 ココア 黒豆茶 そば茶
<お酒>
日本酒 赤ワイン 紹興酒
体を 冷やす飲み物♪
コーラ コーヒー 煎茶 抹茶 豆乳 麦茶
南国系フルーツジュース(バナナ マンゴー パイナップルなど)
<お酒>
ビール ウイスキー ブランデー 白ワイン
飲み物は、あくまで嗜好品です。
お茶・お酒には、それぞれの薬理作用、効能がありますが、飲みすぎないことが大切です。
量や頻度、季節を考えて飲みましょう。
1杯の水が毒にも薬にもなります。
甘酒(陰性)ノンカフェイン
<成分>
ブドウ糖 ビタミンB1 B2 B6 アミノ酸 パントテン酸
<効能>
解毒 冷え むくみ 美肌 便秘
★人間に必要な栄養素が多く含まれている(点滴と同じ)
★栄養吸収率90%以上
梅ジュース(陰性)
バラ科 サクラ属 収穫時期:6月中旬~下旬
青梅は食べると胃酸と反応し、痙攣や呼吸困難の恐れがありますので、食べないようにしましょう
<梅ジュースの効能>
美容 疲労回復 肥満防止 整腸 解毒 血液浄化
~~~~~ 梅ジュースの作り方 ~~~~~
青梅:砂糖=1:1 青梅と同量の、砂糖or氷砂糖で漬ける
①梅を洗って ヘタをとる
②まわりに穴をあける または 冷凍する(エキスが出やすくする)
③保存用の瓶に梅と砂糖を交互に入れる
④時々、瓶を振って砂糖がきれいに溶けるようにする
⑤10日~15日、砂糖が溶けたら
シロップだけを鍋に入れ弱火で15分、殺菌処理をする
⑥冷めたら容器にいれ 冷蔵庫で保存
水または、お湯で割って飲みましょう♪
烏龍茶(弱陰)
ツバキ科 チャノキ
中国茶の1種で青茶に分類される
*中国茶(緑茶・白茶・黄茶・黒茶・青茶・紅茶)+花茶 7種
茶葉の発酵途中で、加熱することで、発酵を止めた半発酵茶
<成分>
カフェイン カテキン テアニン(アミノ酸)
ポリフェノール タンニン
(微量)ナトリウム カルシウム カリウム マグネシウム
<効能>
利尿作用 肥満防止 老化防止 がん予防 高血圧 消化促進
************ 代 表 銘 柄 ********************
★凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)
台湾 南投県鹿谷郷東部の山腹で栽培される烏龍茶の名称
★東方美人茶(とうほうびじんちゃ)
台湾東北部新竹県峨眉郷などで採れる
ウンカ(虫)が葉を食べることで、独特の香りと味わいが生まれる
★武夷岩茶(ぶいがんちゃ)
福建省武夷山市、烏龍茶の代表的銘茶
英国人によるインド産紅茶の原型となったお茶としても名高い
★鉄観音(てっかんのん)
福建省南部の安渓県が産地
★水仙(すいせん)
福建省と広東省で生産
★鳳凰單欉(ほうおうたんそう)
広東省潮州市の銘茶、広東省の烏龍茶を代表する銘柄。
鳳凰山周辺で生産され、現在の烏龍茶の祖といわれている
~~~~~~~ 烏龍茶の美味しい淹れ方~~~~~~~
準備:急須、湯飲み茶碗を温めておきましょう
①沸騰したお湯(95度以上)を少量、茶葉の入った急須に入れる
100cc⇒5g 200cc⇒10g 目安
↓
お湯はすぐに捨てる
*茶葉が開きやすくし、茶葉のごみはらうため<香りのみ楽しむ>
②再度 沸騰したお湯を 少し高い位置から注ぐ<茶葉をたたくように>
↓50~60秒蒸らす
③急須のお茶をすべて別の茶碗に移す<1番茶>
*茶葉から香りや風味がしみださないようにするため
2回目、3回目は蒸らし時間が長くなってきます。 80~2分ほど お好みで♪
かりん茶(陰性)
バラ科 かりん属 収穫時期 11月~12月
別名「安蘭樹(あんらんじゅ)」
生薬名 和木瓜(わもっか)/ 木瓜(もっか)
韓国では、木瓜茶(モグァチャ)
<効能>咳 痰 喘息 風邪 鎮痛効果
~~~~~ かりん茶の作り方 ~~~~~
かりん:砂糖=1:1 同量の砂糖orはちみつ
①表面を水で良く洗う
②適当な大きさにスライス(保存容器に入るように)
(種は、取っても、入れても、どちらでもOK)
③保存容器に、かりんと砂糖を交互に入れていく
④砂糖が溶けたら出来上がり(約1ヵ月くらい)
冷蔵庫で保存 水やお湯で割って飲みましょう♪
くずゆ <葛湯>(弱陽)
マメ科、つる性 多年草
万葉の昔から秋の七草の1つ
~~~~~全て利用できる植物~~~~~~~~~~~
「神農本草経」中国最古の薬物書に記述あり
*花・・・酒毒を消す
葛花(かっか):7~9月採取➡乾燥させお茶として
*葉・・・しぼり汁は、止血作用に
若葉 新芽:天ぷら/塩茹で 和え物 炒め物など
*つる・・・冷え 皮膚トラブル 入浴剤として
*葛根(かっこん)・・・風邪 胃腸 発汗
初夏に採取➡細かく切って乾燥させ 漢方に
葛根湯(かっこんんとう):葛根 麻黄 生姜 棗 桂皮 芍薬 甘草
*根・・・砕いて洗い 精製(秋から冬に採取)➡葛湯 葛餅 葛きりなどの原料に
<成分>でんぷん
豊富なフラボノイド
ダイゼイン プエラリン ダイジン キシロシドなど 10種類以上のサポニン類
<効果>
血液浄化 胃腸 便秘 代謝 肝機能 血圧 腎臓
動脈 冷え 皮膚
本葛を使って風邪予防!~葛湯をのみましょう♪~
*本葛15g
*熱湯200ml
お湯がぬるいと、とろみがうまくつきません。
お好みで
はちみつ 黒砂糖 ショウガなどで味をつけます。
風邪の治療の場合は、甘い味は控え、
そのまま、もしくは しょうが味で。。。
黒豆茶(陽性)ノンカフェイン
黒豆茶は、ノンカフェインで、ポリフェノールが豊富!
体を温める効果も高いので、冷え性の方は、是非!
~~~~~~ 黒豆茶の作り方 ~~~~~~~
①やかんに1リットルの水を入れ沸騰させる
②黒豆50gを入れ 弱火で、5分程度煮出す
③火を止め5分程度蒸らす
➡ 完成
黒豆茶は、女性によい成分が豊富!
不妊症 生理不順 更年期症状緩和 乳がん予防 老化防止 美肌
また、民間療法として 黒豆の煮汁を使った療法もあります。
詳しくは、黒豆の写真をクリック♪ ➡ ➡ ➡ ➡
コーヒー(強陰)
コーヒーの木:アカネ科
<成分>
カフェイン ポリフェノール〈クロロゲン酸類)
コーヒーオリゴ糖
<効能>
覚醒作用 利尿作用 胃液分泌促進 高血圧
ストレス 二日酔い 頭痛
★コーヒーは、昔、薬として使われていたこともあり、薬効作用が高い特徴もあります。
・効果が出るまでの時間:30分~1時間
・効果が半減まで:約3時間
・効果が完全に消えるまで:約16~20時間
<1日3杯までは、健康範囲内です>
*********************************************
~コーヒーの香りの効果~
★数十秒嗅ぐと豆の種類別に効果がでるようです。
<リラックス>
ブルーマウンテン/グアテマラ/マンデリン/ハワイコナ/モカマタリ
<集中>
ブラジル/ハワイコナ/マンデリン
紅茶(弱陰)
紅茶の樹:ツバキ科
種類:アッサム種/中国種
<成分>
ポリフェノール カテキン カフェイン(2.5~5%)
ビタミンB群 アミノ酸
ミネラル(マンガン 銅 亜鉛 ヨウ素 ニッケル フッ素など)
<効能>
老化防止 抗がん効果 ダイエット 花粉症 疲労 リラックス
~紅茶の種類と特徴~
<インド産>
*ダージリン・・・繊細で香り高い紅茶<ストレート向き>
*アッサム・・・濃い味わい、甘みがある<ミルクティー向き>
*ニルギリ・・・インド南部の紅茶<アイスティー向き>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<スリランカ産>
*セイロン
・ヌワラエリア・・・緑茶に似た適度な渋味と優雅でデリケートな香り
・キャンディー・・・セイロン紅茶の発祥とされる銘柄
キャラメルのような香りがあり、ほのかな甘みがある
・ディンブラ・・・すっきりした味わいでアイスティー向き
・ウバ・・・独特のメントールの香り、ミルクティーにも使える
・ルフナ・・・蜜のような香りで濃厚な味わい<ミルクティ向き>
・アールグレイ・・・ベルガモットの香りをつけたフレーバーティー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<中国産>
*キーマン・・・中国紅茶 かなり上品でマイルドな味わい
*ラプサンスーチョン・・・松で燻製させた独特の個性がある
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ケニア産>
*ケニア・・・フレッシュで甘い香りと深いコクがあるのが特徴
ココア(陽性)
ココアの原料は、カカオ
カカオマスの油脂分を晴らしたものが「ココア」
*ココア*
ココアパウダーを溶かしたもの
*ホットチョコレート*
カカオマスや固形チョコレート、チョコレートソース
チョコレートシロップを溶かしたもの
<成分>
テオブロミン(セロトニンに働く リラックス効果)
カフェイン(微量) ポリフェノール マグネシウム
カリウム 食物繊維 亜鉛 鉄分 銅 など
<効果>
リラックス 便秘 便臭 冷え 善玉菌活性 風邪予防
ココアを美味しく作るポイント♪
★ココアパウダーをあらかじめ炒ってから、弱火で、少しずつ水分を加えていく方法
★ココアパウダーに少量の水分を加え練り、ペーストを作ってから 少しずつ水分を加えていく方法
どちらの方法でも、おいしくできますよ。
*水分は、水 牛乳 豆乳など お好みで!
*甘さは、砂糖、黒糖、はちみつ、オリゴ糖 などを加えて!
甘みは、強くすればするほど、ココアの性質が陰性になってしまいますので、気をつけましょう。
ごぼう茶(陽性)ノンカフェイン
生薬名 牛蒡子(ごぼうし)
*漢方薬の牛蒡子(ごぼうし)は種です。
<成分>
ビタミンE B群 カルシウム カリウム マグネシウム
リン 鉄
<効能>
便秘 アンチエイジング 冷え 美肌 むくみ 便秘
抗菌 殺菌 風邪予防
(作り方)
泥をとり、軽く皮をそぎ ささがきにして 乾燥させる
★お茶として味が苦手な方は、お茶漬けに♪
紫蘇ジュース(陰性)
シソ科 シソ属 収穫時期 6月~7月
漢方名 赤紫蘇の葉「蘇葉(そよう)」、「紫蘇葉(しよう)」
<効能>アレルギー 疲労 老化 整腸作用 血液浄化 夏バテ
~~~~~ 紫蘇ジュースの作り方 ~~~~~
赤紫蘇500g 水2ℓ 砂糖1kg 酢50cc クエン酸大さじ2(または、レモン3個)
①紫蘇を洗い、鍋に入る大きさに切っておく
②2リットルの水を沸かし、紫蘇の葉を入れる
③20分程度煮だす 葉の色が緑色になるのが目安
④紫蘇の葉を取り除き 砂糖 酢を入れ、5~10分程度火にかける(砂糖が溶けるように)
⑤火を止め、クエン酸 または レモン汁を入れて
⑥ザルで濾し、保存容器にいれて 完成
水や炭酸などで割って飲みましょう♪
スギナ茶(陰性)ノンカフェイン
トクサ科 トクサ属 多年生
生薬名 モンケイ(問荊)
<成分>
葉緑素 ケイ酸 エキセトニン(サポニンの一種)
ガルテオリン(ポリフェノールの一種)
カルシウム マグネシウム ナトリウム
カリウム ビタミンA C E 鉄 マンガン など
<効能>
解毒 便秘 デトックス 利尿作用 むくみ 腎臓
肝臓 がん 腫瘍 アトピー 糖尿病 咳
スギナは、つくしの後、桜が咲くころに出てきます。
荒れた地でも、たくさん出てくるほど生命力がある
チカラのある植物です。
ドイツの医療にも、中医学(漢方)としても、
世界でも、優れた植物として知られています。
「スギナ茶」を作りましょう!
①スギナが小さい時に取りましょう。
*スギナが大きくなると乾燥後、茎が硬く
手で砕けなくなります。(その時は、はさみで)
②軽く水で洗って干します。
③乾燥したスギナを手で握り砕きます
スギナの水気が無くなればOKです。
*乾燥させすぎると 枯草になってしまいます。
④保存用の入れ物に入れて
*日光の当たらないところで保存
➡完成!
*********** スギナ茶の淹れ方 ********************
急須にスギナを適量入れ 熱湯を注ぎ 数分蒸らして頂きます。
スギナは煮出すと成分が一度出た後、再び戻る性質がありますので、煮出さないでください。
色は、ほんのり黄緑色で、濃くでませんので、香りがしたら出来上がりです。
!スギナ茶 ポイント!
1.スギナ茶を布に含ませ、皮膚トラブル(炎症 かゆみ)の場所に当てると改善効果!
2.スギナ茶を髪に散布すると、頭皮の臭いを防ぎ、髪質を良くします。静電気予防にも!
3.スギナ茶を化粧水代わりに使うことで、肌がすべすべに!
4.お風呂に入れると肌トラブルを防ぎ、きれいに!
そば茶(陽性)ノンカフェイン
そばの実を脱皮し、焙煎したもの
<成分>
食物繊維 たんぱく質 ビタミン(特にビタミンP)ミネラル
シス・ウンベル酸 ケセルチン(ポリフェノール)
<効能>
血管強化 血圧 コレステロール 美肌 シミ そばかす
脳梗塞 心筋梗塞 認知予防
~~~~~ そば茶の美味しい淹れ方 ~~~~~
*急須*そば茶を急須に入れ熱湯を注ぎ1分程度蒸らす。
*やかん*お湯が沸騰した後そば茶を入れ、弱火にして 煮出す。
★そば茶の場合 熱湯で淹れるのが美味しくできるポイントです★
たんぽぽ茶<たんぽぽコーヒー>(微陽性)ノンカフェイン
キク科
生薬名:蒲公英<ホ(ボ)コウエイ>
平安時代「本草和名」に薬草として記載
<成分>
花・・・ルテイン
葉・・・ビタミンA B群 C D
根・・・ビタミン群 ミネラル類
イソクエルシトリン(水分代謝に働く)
<効能>
母乳促進 乳腺炎予防 血液循環促進
血中コレステロール むくみ 利尿作用 便秘 生理痛
肝臓浄化 胆汁分泌補助 抗菌
たんぽぽ茶:根 茎 葉を乾燥させったもの
たんぽぽコーヒー:たんぽぽの根を乾燥させ、焙煎したもの
★体液循環不良による冷え症の方には★
水分代謝を促進させる効果の高い「たんぽぽ」の成分を
体に入れることにより、体液(=体温)の循環がよくなり、体が温まる効果が期待できます。
豆乳(陰性)ノンカフェイン
<成分>たんぱく質 イソフラボン サポニン
レシチン オリゴ糖 ビタミンB群 E
カリウム カルシウム マグネシウム
<効能>乳がん予防 コレステロール 血栓 肥満
美肌 女性ホルモン 骨粗鬆症
~~~~~ 豆乳の作り方 ~~~~~
①大豆を水に浸す
②大豆をすりつぶして釜で煮る
③布で絞る
➡白い液体=豆乳 <完成>
*絞りかすは 「おから」
*白い液(豆乳)+にがり➡固める= 「お豆腐」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大豆は、昔から「畑のお肉」と言われるほど、たんぱく質が豊富な食材です。
また、
豆乳は、消化に時間がかかる繊維(おから)を取り除いていますので、
腸内環境が安定しない乳幼児や、乳児(離乳食)の子に最適です。
最近では、粉ミルクの原料が大豆のものが増えてきています。
人肌に温めて飲ませてあげましょう。
どくだみ茶(微陰性)ノンカフェイン
別名 魚腥草(ぎょせいそう)
古くから十薬(じゅうやく)と呼ばれ、薬草として使われている
<成分>
カリウム カルシウム マグネシウム 亜鉛
ビタミンB2 ビタミンK ナイアシン
フリン(血液を中性に保つ)パントテン酸
コリン(脂肪肝を防ぐ)
~フラボノイド系~
デカノイルアセトアルデヒド・・・殺菌作用
クエルシトリン・・・利尿作用 血圧低下
イソクエルシトリン・・・血液浄化作用
<効能>
デトックス 蓄膿症 にきび 吹き出物 便秘 むくみ
アレルギー(アトピー、花粉症など)
毛細血管強化 動脈硬化 高血圧 血行促進 糖尿 生理痛
*****どくだみ茶の作り方********
①6月~7月の開花期に全草を刈り取り、軽く水洗い
↓
②陰干しで、カラカラに乾燥させる
↓(色が枯葉色にならないように/香りが残っているくらいに)
③ハサミで適当な大きさに切り刻み 保存用の入れ物にいれる
↓お茶を淹れる
④乾燥した茶葉を水から煮出す
↓ (沸騰したら弱め 弱火で煮出す)
⑤好みの濃さになったら 完成!
注意:煮出す時に、鉄製の物を使わないように(化学反応が起きてしまうので)
沸騰させたままにすると、有効成分が壊れてしまうので、気をつけましょう!
~その他の利用と効能~
乾燥した茶葉をお風呂に入れ、薬湯に(腰痛改善効果)
生葉を、できものや吹き出物に当てる(吸出し効果)
********************************************
どくだみの一番の効能は、「解毒」です。
冬は、寒さで、体の動きが少ないため、毒素がたまりやすくなっています。
花粉症などのアレルギーも毒素からきている場合がありますので、
春の飲み物としておすすめです。
注意:飲みすぎるとお腹がくだりやすくなりますので、気をつけてくださいね♪
はと麦茶(陰性)ノンカフェイン
はと麦(イネ科 モチ科 ジュズダマ属の穀物)
漢方 薏苡仁(ヨクイニン)・・・皮をむいた種子
<効能>イボ 利尿作用 抗腫瘍
はと麦エキス(主に、化粧品として利用される)
<効能>保湿 美白
<成分>
ビタミンB1 B2 鉄 カルシウム ゲルマニウム
コイクセノリド カンベステロール
スティグマステロール
<効能>
美肌 肌荒れ にきび そばかす シミ イボ アトピー
胃 免疫 便秘 むくみ 代謝 血行 抗ウイルス
********************************************
「麦茶」と「はと麦茶」は、ノンカフェインで、色など、似ていますが、
種の実り方や、成分、効能が違います。
また、
「はと麦茶」は、体の腫瘍(イボなど)をとる効果が期待され、漢方で処方されますので、
妊娠中の方の大量摂取は、流産の恐れがあるとされていますので、ご注意ください。
ぶどうジュース(陰性)
ブドウ科 収穫時期 8月~10月
<効能>目の疲れ 老化防止 貧血 美肌
~~~~~ ぶどうジュースの作り方 ~~~~~
①ぶどうの粒を茎から取り 水で洗う 皮は剥かない
②鍋にぶどうの粒を入れ、強火で煮る 吹きこぼれないよう 火の調整をする(中火)
③皮と中身が分離したら、火を止める(30~40分)
④ザルで濾す 無理に絞らないように
⑤さらに目の細かいザル もしくは ガーゼで濾す
容器に入れ完成 冷蔵庫に保存
*甘さが足りない場合は、砂糖を入れ調整
プーアル茶(弱陽性)
中国茶の一種:黒茶
生茶:酵素で発酵させた茶葉
年代を経るほどに 白茶・烏龍茶・紅茶のような香りに
熟成:生茶を多湿状態に置きコウジカビで発酵させる
年代を経た茶葉の風味を短時間で味わえる
<成分>
カテキン タンニン たんぱく質 ビタミンB2 B6 メチオニン 酵素 カフェイン
アミノ酸(17種) 鉄 マグネシウム カリウム
<効能>
脂肪燃焼/分解 整腸 便秘 デトックス むくみ 老化防止 冷え 二日酔い 美肌 がん予防
**************** プーアル茶活用法 *******************
腸内の善玉菌を増やし、悪玉を減らす殺菌効果のみならず、脂肪を分解燃焼する効果を利用して、
★油落とし洗剤として
プーアル茶で、食器や鍋などの油汚れが落ちやすくなります。
★洗顔料や薬湯として
脂性の方は、プーアル茶で洗顔、お風呂に茶葉を入れて背中にきび対策を!
麦茶(陰性)ノンカフェイン
~麦茶の概要~
*平安時代から、主に、貴族たちに飲まれていた。
*大麦の収穫は、初夏なので、夏の飲み物として飲まれるように。
*医学の祖 ヒポクラテスも、麦茶を煎じ薬として、
排尿量を増やす目的で処方していた。
*大麦(主に六条大麦)の種子が使われているので、
茶葉特有の成分カフェインはない。
<成分>
カリウム ナトリウム カルシウム リン 亜鉛
<効能>
血液サラサラ 胃の粘膜保護 虫歯 歯周病予防
!注意ポイント!
麦茶は、ノンカフェインで、小さいお子さんにも飲ませやすい飲み物ですが、
夏の飲み物なので、季節に関係なく、一年中飲ませるのは、やめましょう。
また、
熱が、体にこもってしまう夏、暑い場所で、体を冷やす飲み物として麦茶は適していますが、
冷房により、体が冷えている時には、さらに体を冷やし、胃腸の働きを悪くしてしまいます。
温めて飲むか、体を温める(陽性の)飲み物をあげましょう。
ゆず茶(陰性)
ミカン属 収穫時期 11月~12月
<効能>血行促進 美肌 冷え リュウマチ 風邪
~~~~~ ゆず茶の作り方 ~~~~~
ゆず:砂糖=1:1 ゆずと同量の砂糖/はちみつ/氷砂糖
①水でよくを洗う
②半分に切り 種を取る
(取らなくても大丈夫ですが、スライスする時に、包丁が種で滑らないように)
③保存用の瓶に入る大きさに切り スライスする
④瓶に、ゆずと砂糖を交互に入れる
⑤砂糖が溶け、1週間ほどで完成
水または、お湯で割って飲みましょう♪
*長期保存の場合
⑤で、砂糖が自然に溶けたあと、中火で、10分程度煮る
ジャムに近い状態で保存することで、より長期保存できます。
緑茶/煎茶(弱陰)
チャノキ:ツバキ科 新茶の時期 4月~5月上旬
歴史:奈良~平安時代にかけて遣唐使や留学僧によってもたらされた
生産量:1位静岡県 2位鹿児島県 3位三重県
お茶を淹れる適温:70度~80度
適した水:軟水
成分:カテキン カフェイン アミノ酸(テアニン)
ビタミンC B2 E 葉酸 β-カロテン
フッ素 クロロフィル ミネラル
効能:コレステロール 抗ガン 老化防止
覚醒作用 利尿作用 リラックス
美肌 抗菌 虫歯予防 消臭作用
~お茶の種類と特徴~
<摘み取った順>一番茶(新茶)二番茶 三番茶 秋冬番茶
不発酵茶
~蒸製法~
*煎茶:普段もっとも飲まれているお茶
*深蒸し煎茶:蒸し時間が長い
*玉露:豊富なうま味と独特な香り
*かぶせ茶:渋みが少なく、うま味を多く含む
*玉緑茶:渋みが少なくまろやかなお茶
*茎茶:さわやかな香りと甘みを持つ (茎=かりがねと読み珍重されている)
*芽茶(めちゃ):味が濃く、うま味が豊富
*頭:やや硬化した葉が、柳の葉のように扁平に揉まれた茶葉を選別したもの
*てん茶:抹茶の原料 てん茶を石臼で引いて抹茶にする
*粉茶:細かな茶葉だけを選別したもの
*番茶:新芽が伸びた秋から初冬にかけて摘んだ茶
~釜炒り製法~
*釜伸び茶:釜で炒った細くそろえたお茶
*釜炒り玉露茶:釜で炒った丸い形状のお茶
~焙煎製法~
(中庸)*ほうじ茶:煎茶や番茶を強火で焙(ほう)じて製造したもの
レモン茶(陰性)
ミカン科 ミカン属 収穫時期 11月~2月
クエン酸の由来は、
みかんの近縁種の1つが、シトロンで、その別名を「枸櫞()」ということから。
<効能>美肌 リラックス 疲労回復 便秘 冷え性 代謝
~~~~~ レモン茶の作り方 ~~~~~
レモン:砂糖=1:1 レモンと同量の 砂糖/氷砂糖/はちみつ で漬ける
①レモンを洗う
皮に塩をすりこむようにしてから水で洗い流す
②保存の容器に合わせた大きさで、スライス
③レモンと砂糖を交互に入れる
④砂糖が溶ければ完成
はちみつの場合は、レモンがやわらかくなれば完成
水やお湯で割って飲みましょう♪